先輩の声

大阪支店営業部テキスタイル部　橋本英二（2005年入社）「いい生地だね」その言葉が、私の仕事の誇りと自信。

私の仕事は婦人服・紳士服用生地の営業です。問屋やアパレル、小売へ企画提案し販売を行います。ファッショントレンドは常に移り変わります。それを的確に捉えて、生地企画に反映させなければなりません。国内外から発信される新しいトレンド情報はもとより、今店頭に並んでいる服の売行き、お客様の意見などを綿密に情報収集することが重要な仕事となります。

自分達がイメージした通りに新商品が出来上がったときは快感です。しかし、新商品の開発は想像以上に繊細な作業で、スムーズに上がることはほとんどありません。企画のスケジュールがおして、「この辺でいいや」と妥協してしまいそうになることもあるのですが、そういう場合はまず良い結果に繋がりません。
昨秋、3年の歳月を掛け試行錯誤を繰り返し、ようやく出来上がった新商品が、海外のスーパーブランドに採用されたときは狂喜乱舞しました。お店でその生地が洋服になって堂々とディスプレイされているところを見て、誇らしい気持ちになりました。

お客様の要望に正確に答えることが100％の仕事だとしたら、私は120％を目指します。先方の真意をきちんと理解した上で、何か一点プラスアルファーの提案を付け加えることを心掛けています。お客様が予想されている以上の「答え」を提出して、お客様に、この人に頼んで良かった、と思われるような営業を目指しています。

私は洋服が好きです。その洋服の良し悪しで、最も重要なファクターは生地だと思っています。生地をもっと知りたい、極めたいと考えて当社に入社しました。どんな仕事でも苦しいことや辛いことが沢山あります。私の場合は好きなものが身近にあるので頑張れます。なかなか上手くいかないことがあっても、生地との会話は私を慰めてくれます。ウールは一筋縄ではいきません。実に奥の深い繊維で、興味は尽きません。少しでも服やウールに興味をもっている方は是非訪ねてみてください。

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